【ツアーレポート】ラジャスタンの砂漠をMTBで駆け抜ける 4泊6日

オリジナル企画 ツアーレポート

グレイトアース・インディア 2016

マウンテンバイクで、インドの乾いた大地を駆け抜ける
一大イベントがついに実現しました!!

今回の舞台となったのは、インド北西部に位置するマハラジャの国、ラジャスタン州。インド最大の面積を持つ同州は、エキゾチックな文化と波乱万丈の歴史に彩られた、インドで最も魅力ある場所の1つです。砂漠気候に属し、雨期以外はほとんど雨が降らず、夏は気温が50度を越え、冬は0度近くにまで下がる、過酷な環境にさらされた土地でもあります。

今回、乗り込んで来たのは、やる気満々のグレイトアースの面々。
どんな珍道中が待ち受けるやら・・・

【今回のルート】 
デリー(国内線)⇒ジョードプル~ウダイプル(陸路)⇒(国内線)デリー

ブルーシティと呼ばれるジョードプル、湖に浮かぶレイクパレスが有名なウダイプルまで、全長300kmの距離を、途中車両での移動を挟みながら約100kmを走ります。

1日目 成田からデリーへ

デリー空港到着後、早速両替カウンターへ。直前に実施された高額紙幣流通停止のため、両替所でもお金が足りない模様。1人11,000円を6000ルピーに交換する、という定額のみの両替です。発行されたばかりの新2000ルピー札を1人3枚受け取って終了。電撃的に実行に移された驚きの政策の影響を、ツアー中あちこちで目撃することになります。ホテルに到着後、まずはインドのポピュラーなビール、キングフィッシャーで、無事到着の乾杯!

2日目  混沌たるオールドデリー、そして青空が澄み渡るブルーシティ・ジョードプルへ

翌日の朝は、一路オールドデリーへ。インドと言えばリキシャーです。自分達のライドの前に、まずはサイクルリキシャーに乗って路地裏めぐりに出発!バスは、並木道が美しく整えられたニューデリーを通過し、混沌とした雰囲気が色濃く漂うオールドデリーへ。ここはイスラム教徒が多く住む地域です。インド最大のモスク「ジャマ・マスジッド」の前から、2人ずつ、サイクルリキシャーに乗り込みます。細い路地裏を勢いよく走って行くリキシャーの列。これぞインド!な光景が次々と目に飛び込んできます。オールドデリー体験は、いつ行ってもこの上なくディープで刺激的!!

おまちかねのランチは、カレー&タンドリーチキンです。

程良い辛さとスパイスのミックスが絶妙で、ビールやワインがすすみます。

午後の国内線でブルーシティ、ジョードプルへ。デリーからは2時間のフライトです。

空港から近隣の村に立ち寄り、村長さんのお宅にご挨拶に伺いました。ここは、一年前のロケハンで自転車の調整をさせて頂いたところ。約束通り仲間を連れて帰ってきましたよ~。スパイスたっぷりの甘いマサラチャイとスナックで歓待してくれました。好奇心旺盛な子供達がみんな集まってきました。

ちょっと長居をしてしまい、すっかり暗くなってから、今宵の宿へ。

おとぎの国に出てくるような可愛らしい佇まいの門をくぐると、そこは別世界。
この地の領主であるマハラジャの邸宅を改装したヘリテ-ジホテルです。
現在も同じ敷地内にオーナー家族が住むこのお屋敷は、なんと1622年に建てられたもの。
15年近くかけて丁寧に補修・改装され、1990年にホテルとしてオープンしました。

お部屋はすべてデザインが違います。

コートヤードでは民族音楽が演奏され、夜は更けて行きます。
ライトアップされたプールを眺めながらのウェルカムディナー。

ようこそマハラジャの国へ!!

3日目 メヘランガル城砦から、ライドスタート!

早朝、暗いうちからバスに乗り込み、ブルーシティの目玉スポット、メヘランガル城砦へ。ここで、ゲートから中に入れてもらえない!というハプニングが起こりますが、粘り強く交渉して、何とか城砦の入口まで自転車で入れました。高台から見渡す360度の絶景。眼下には一面ブルーの町が広がります。ここから町までウォーミングアップのライド。光輝く朝日がまぶしい!

自転車をバンに積み込み、バスでホテルへ戻ります。日中に見るホテルの建物は全く違う雰囲気でした。ゆっくり朝食を取ってから、次のスポットへ移動します。

バスに揺られること2時間、次のライドのスタートポイントに到着。すでに太陽も高く昇り、日差しが強烈になってきました。ここから本番のライド開始です。

ここで本日のライドは終了。自転車をバンに積み込み、バスでさらに進みます。いつまでも見送ってくれる地元の子供達。窓越しにちょっと手を振っただけで、みんな大騒ぎ!インド人は外国人好き。インドに行くと、誰でもちょっとした有名人気分を味わえます!!

バスで1時間ほど走ったところで、ジープに乗り換えます。途中からは、道もない場所をひたすら走って行くジープ。今夜泊まる場所って、一体どんなところ?!

その先に現れたのは、グランピング・サイト!

日が沈み、気温はぐんぐん下がって行きますが、焚き火のそばで夜更けまで飲み会は続く・・・

4日目 キャンプを出発、湖の都ウダイプールへ

早朝5時に集合してジープで出発。前夜遅くまで飲んでいたため、みな眠い目をこすりながら集合。
これから向かうのは、野生のヒョウの生息地。絶滅危惧種とされている、ユキヒョウの生息地が近くにあるのです。ナショナル・ジオグラフィックで特集番組が放映され、欧米からの観光客が増えたそうです。
夜行性のヒョウを見に行くのは、夕刻日没前か朝日が昇る前です。果たしてヒョウは現れるのか・・・

周囲が白みがかってきて、ついに朝日が昇ります。明るくなってしまうと諦めるしかありません。今回は残念ながらレパードは見られず・・・

ところがその後に、思わぬサプライズがありました。

車が岩を登った瞬間に目の前に現れたのは、一面に広がる不思議な湖の光景。ヒョウのことなどすっかり忘れて、しばらく景色に見入っていました。

広い岩場でモーニングチャイの時間。冷たい空気を突っ切って走り続けた後は、スパイスの効いた甘くて熱いチャイが、身体のすみずみに染み渡ります。

絶景ポイントでしばし撮影タイムを取り、キャンプへ戻ります。朝食を終えたら、出発です

インド版の「万里の長城」、クンバルガル城砦から、最後のライド開始!

アップダウンの激しいスタートです。

ついに全ルートを走破!! お疲れ様でした!

片付け終わると車でホテルへ向かいます。

インド最後のホテルは、エキゾチックな雰囲気が漂うリゾートホテル。部屋も広々として快適です。久々に現代の生活に戻った感があります。一息ついて、最後の晩餐。

5日目 インド最終日、ウダイプールからデリーへ

ヒンヤリした空気に気が引き締まる朝は、前日の突然のリクエストにより急きょ決まった、ヨガレッスンからスタート。中庭の中央にヨガマットを敷いて、先生とともにポーズを取ります。ひんやりした空気が気持ち良い朝です。しっかり身体を伸ばします。

朝食を済ませたら、町のショッピングへ。出発ギリギリまで買い物を続けたい!という希望により、ランチの予約をしていたレストランに、急きょテイクアウトをお願いしました。

途中でお皿とフォークなどを調達して、空港の一角を占拠して、みんなでごはん。なかなかレアな体験でした。

そしてラジャスタン州に別れを告げて、デリー経由で成田へ。

たくさんの笑いと感動を、本当にありがとうございました!!

デリー空港着、国際線に乗り継いで成田へ

お疲れ様でした!!

** ツアー参加者からのコメント **

河本様より

 本当によい旅でした。短い日程だったのに、インドの懐の広さをじっくり味わえました。素晴らしい企画力、実行力にただただ感謝です。参加者、スタッフ含めてすべてのメンバーがよいチームになってましたね。

 A様より

今回は予定していた内容を様子をみながら変更していく、その場で作り上げる旅感満載でわがままツアーだったのにも関わらず、臨機応変の対応、移動バス、ライドサポート者、バイク移動者、サポートスタッフ数、ホテルランク、いろいろな要素を考えてもかなり中身の濃い、それなのにとっても手ごろな値段で大満足の旅行内容でした。不安だったインド旅行でありながら、途中途中で不安がまったく湧き上がってこない手配で、ただただついていくだけの状態でなんと贅沢な旅なのだろうと思いながら参加していました。残念な部分としては、食事に関してはいいレストランだけではなく庶民的な食事もしてみたかったです。寺院は中にはいったけれど、ほかのお城には入らずだったので(もともとそれが目的ではないので理解していますが)その部分の心残りがあります。レンタル自転車は、もちろん日本のようにはいかないことは理解していますが、ギアチェンジはきちんとできる状態でないと路面が悪い分ギアが変わりにくいことがより負担にはなっていました。新しい自転車でなくてもメンテナンスができている自転車のほうが大事だったと思います。とにかく地球を遊ぶ旅行という目的としては至れり尽くせりで非常に満足です。

 I様より
素晴らしい企画を実行してくださりありがとうございます。

 K様より

帰国直後にしてすでにもうインドロス状態です。観光2日目、ブルーシティを駆け下りたとき、インドでまさかこんな体験ができているなんて…と涙ぐみながら走り降りていました。生きててよかった。まさにそんな感じです。
本当にここまで楽しく充実した時間が過ごせたのは企画してくれたグレートアース、グッチ、そして洋子さんのおかげです。ギリさんやアビを引き寄せた洋子さんの引き寄せ力に感動。今回久々に何も難しいことを考えずに純粋に楽しむ旅をさせて頂きました。安心ツアーで、おいしいものを食べて、身体をうごかして、ただたくさん笑って、本当に楽しかった。こういう旅行をするために仕事を頑張っていこうとモチベーションを再認識することができました。(これはとても大きいです。)
本当にありがとうございました!

 H様より

大きなトラブルもなく毎日楽しく、お腹いっぱいになるくらい充実しすぎる毎日を過ごせました。これもひとえにガイドのGiriさん、宮本さん、そして企画&運営をしてくれたグッチ、そしてあのメンバーで行くことができたのが本当に良かったと思います。毎日美味しいとこどりで、絶対に日本の大手旅行代理店などでは企画しないような内容で、大変満足したGREATな思い出になりました。

地図

ラジャスタンの砂漠をMTBで駆け抜ける 4泊6日

1日目 成田発、デリーへ

午前 成田空港からデリーへ(約9時間半)
夕刻 デリー着後、ガイドが空港にてお迎え、ホテルにご案内
   ホテルにて夕食

*デリー泊   【食事】 朝:×  昼:機内  夕:機内

2日目 デリーからジョードプルへ

午前 オールドデリーでサイクルリキシャに乗っての路地裏探訪
   インド最大のイスラム教モスク、ジャマ・マスジッド見学

午後 国内線にてジョードプルへ
   
   着後、専用車で地元の小さな村を訪問
   村長さんのお宅でティータイム
   
   MTBの調整を行い、2時間程度のサイクリングでロヒットヘ
   マハラジャの邸宅を改装したホテルで、ウェルカムディナー

*ロヒット泊   【食事】 朝:〇  昼:〇  夕:〇

3日目 ジョードプルからバリへ

早朝 暗いうちから車でメヘランガル城砦へ出発、MTBはトラックで搬送
   途中、チャイ休憩
   ブルーシティと呼ばれる、ジョードプル旧市街の下り坂ライドにチャレンジ
   
   旧市街でスナックタイム
   車でホテルに戻り朝食

   チェックアウト後、ライドスタート地点へ移動
   バリのキャンプ地へ向けてライド
   
   キャンプ到着後、遅めの昼食
   休憩後、近隣のヤギ飼いの村を訪問

   キャンプファイアと、ラジャスタンの民族舞踊を楽しみながらの夕食

*バリ泊(テント)   【食事】 朝:〇  昼:〇  夕:〇

4日目 バリからウダイプールへ

早朝 ヒョウの生息地へジープで向かいます。
   絶景を見ながら、大自然の中でのティータイム
   ホテルに戻り朝食

   ラナックプールに向け、ライドスタート
   着後昼食、大理石の彫刻が素晴らしいジャイナ教寺院を見学

   車でクンバルガル要塞へ行き、カタル村へのライドスタート
   村からは車でウダイプールヘ
   
   ウダイプール着後、レストランにて夕食

*ウダイプール泊   【食事】 朝:〇  昼:〇  夕:〇

5日目 ウダイプールからデリーへ、デリーより出国

早朝 ホテルでヨガ体験
   朝食後、湖の周りを軽くライド

   町中の観光タイム
   昼食後、ウダイプール空港へ、国内線でデリーに移動

夕刻 デリー空港で国際線に乗り継ぎ出国

*機中泊   【食事】 朝:〇  昼:〇  夕:機内

6日目 成田着

お疲れ様でした!

*ワイルドな大自然とエキゾチックなマハラジャ文化が堪能できるこのコースは、ヨーロッパからの自転車乗りにも大人気。個人での手配も可能です。ぜひお問い合わせ下さい。

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